インターネットの普及によって私たちの生活はより便利なものとなり、今やインターネットなくしては生活が成り立たないと言っても過言ではありません。
光ファイバー通信網のインフラ整備と供給するプロバイダーの速度高速化と価格競争によって、家庭やオフィスで享受する恩恵は他国に類を見ないほどの進歩を見せています。これはアナログモデムやADSLが主流だった時代からの大幅な変更です。家庭やオフィスでは光ファイバーによる信号は、これを受けて信号を変更する光モデムからブロードバンドルーターを通じて、パソコンやスマートホンなどのデバイスに供給されます。
同時に複数の機器からアクセスすることを可能にするルーターからは、有線接続ならばlanケーブルによるスイッチングハブでパソコンに分配され、無線接続ならば無線lan親機からモバイルデバイスに送られます。プロバイダーとの契約による速度はベストエフォートで、従来からある200Mbpsに加えて1Gbpsを誇るサービスを提供している業者もあります。このような高速回線を活かすためには、屋内のルーターや機器を高速仕様にすることはもちろんのこと、機器を接続するlanケーブルについても高速で外来ノイズに対して強い仕様であることが求められます。
lanケーブルには速度を表すカテゴリーがあり、従来はカテゴリー5までが主流でしたが、1Gbpsの速度まで対応する5eや6や7などに変更すると、契約している高速回線の恩恵が受けられます。また、独立したシールド線を持っているSTPケーブルやツイスト状配線のUTPケーブルは、外来ノイズに対して影響を受けにくいので信号の減衰による速度低下の心配がありません。高解像の動画や高精細なオンラインゲームを利用するためには、高速なインターネット回線の契約は不可欠ですが、屋内の機器の更新だけでなくlanケーブルの変更も見逃せないポイントです。