結束バンドには色々なタイプがあります

結束バンドは日本では40年程前に登場しました。

ですのでDIYをする人にとっては、もうお馴染みのものになっていると思います。単なる細長くて柔らかな棒のようにも見えますが、複数本のケーブルを一つにまとめて縛るのにとても便利な道具です。ケーブルと言えば使いやすいように柔らかく曲げられるものが多いので、何かに固定しなければ、それぞれが自由に曲がってしまいます。ケーブルにはそのような性質があるので、ピンと張り、弛まない程度の間隔に結束バンドを使うと曲がらないようにすることも出来ます。

さて、結束バンドは屋内のケーブルを固定するだけの用途に留まりません。屋外のケーブル、例えば太陽光パネルから出ている配線を固定するのにも使われます。屋外では過酷な自然環境にもなりますし、時には台風など強風に晒されることもあります。その中で配線を固定しておかなければ断線する可能性が高くなります。ですので、太陽光パネルを支えている台座などに配線を固定するのですが、それには結束バンドが使われます。そういった屋外で使用するものは紫外線や塩害などに耐える素材のものを使っており、劣化しにくいようになっています。

過酷な環境といえば自然界だけでなく工場内でもあります。工場内で使われる機械ともなると熱の影響を受けたり、時には薬品に晒されることもあります。ですので、かなり低い温度でも耐えるものや逆にかなり高温でも耐えるもの、それに薬品に強いものなどもあるのです。食品加工の工場などでは異物が混入すると大変なことにもなるので、万が一結束バンドが破断して食品に入っても金属探知機で見つけられるように金属を混ぜたタイプもあります。家庭内では一般的なもので大丈夫ですが、このように色々な用途向けのものもあるのです。

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